ガンガラーの谷
先日「ガンガラーの谷」に行ってきました。こちらは、鍾乳洞が崩壊してできた谷間に広がる森の中を専門のガイドさんが案内する観光施設です 南城市玉城の「おきなわワールド 玉泉洞」の向かいにあるのですが、観光施設になったのは2年前くらいなので、まだ行った事がありませんでした。
ツアーは約1時間20分・2000円のコースで、20人くらいのグループに分けて出発しました
谷間にある森なので、ずっと鍾乳洞の中を歩いているわけではなく、景色の変化があって飽きずに回ることができましたよ
こちらは、見上げるほどの大きさの「大主ガジュマル」 写真ではその迫力が伝わりにくいかも知れませんが、圧倒的な存在感で、こんな大きなガジュマルを見たのは初めてです。上から日光が差して、超神秘的な空間でした
「武芸洞」という鍾乳洞の中では、遺跡の発掘現場を見る事ができました
この写真は石の棺。約3000年前の石の棺に入った人骨が見つかったそうです。他にも、沖縄本島南部初の約6000年前の爪形文土器片や、約4000年前の火を焚いた炉の跡、石斧、いのししの骨などが掘り出されたそうですよ。
もしかしたら、港川人が生活していた場所なのではと言われているそうで、現在も発掘作業が続いているとの事。
港川人とは、ガンガラーの谷から約1km離れた石灰岩採石場で、1970年に発見された人骨化石。約1万8000年前の旧石器時代に生きていたホモ・サピエンスで、日本人のルーツを探る重要な手がかりとなっています。
沖縄の方は、小学校の時に授業で習いましたよね。
もしかしたら、これから日本の歴史を変える発見があるかもしれませんよ
こんな感じで歴史の話を聞いたり、周りの植物や鳥、昆虫などの説明を受けながらゆっくり周り、ツアーは終了。やっぱりガイドさんがいるといろいろ説明が聞けて楽しいですね。勉強になりました
意外と沖縄の方も知らないスポットだと思うのですが、子どもはもちろん大人も十分楽しめる内容だったので、今度の連休にお出かけしてみてはいかがですか。
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