鮮魚のふくむら

はるき@沖縄

2010年11月14日 13:44

昨日の雨は凄かったですね 中南部は洪水警報まで出されていて、一日中雨雨雨 風邪もひいていたので、午前中の取材を終えた後は、家でゆっくり原稿書き。溜まっていた仕事が少しは片付きました



ところで、沖縄には「刺身屋~」というのがあります 内地で初めてお魚屋さんに行った時、小学校の教科書で見たような、店先にザルに盛られた魚が並んでいるのを見て、「おー!教科書と同じだー」とちょっと驚いたのを覚えています。
沖縄の魚屋さんに並んでいるのは、すでに捌いた後のお刺身。後は、から揚げや煮付け用の色とりどりの魚たち だからなのか、みんな「魚屋」とは言わず、「刺身屋~」と呼んでいます。

そんな刺身屋が店の隣で居酒屋や天ぷら屋を経営する事がちょこちょこあり、新鮮な魚を低価格で提供してくれるんですよ
中には、刺身屋の一角で魚料理を提供するお店もあります。昔はそんなお店がたくさんあったと聞きますが、最近はだいぶ減ってきましたね。
そんな貴重な1軒が「鮮魚のふくむら」です 本当に小さなスペースにテーブルとカウンターを設置していて、いつも超人気の満員のお店。しかも、一見さんお断りどころか、大将に名前と顔を覚えてもらい、予約を入れる了解を貰ってから店の壁に掛けられたカレンダーに名前を記入できた人のみ入店できるという厳しいルールがあるんです 大将は職人気質の頑固な方ですが、実は、とってもテーファーなお茶目さんです

そんな大将が、先日私がブログをやっていると知り、「なんでうちは紹介しないんだ!とご立腹 「これ以上人気になったら店にもっと入れなくなるし、ふくむらは、普通の人は入れないさー」と反論すると、「大丈夫。紹介しれ」と根拠のない自信満々の笑顔で答えてくれたので、しぶしぶご紹介します。

最初に言っておきますが、本当に普通に入れるお店ではありません。ここの常連さんに連れて行ってもらうしか方法はないです。
唯一ある手段はたったひとつ。刺身をテイクアウトで買うのは、どなたでも全然OKですので、最初は刺身の持ち帰りをお願いして、何度か通って顔と名前を覚えてもらい、大将のOKが出たらカレンダーに名前を書くというプロセスを踏む方法。
そこまで難儀しても行く価値はあるお店ですので、魚好きの方は頑張ってみてください


長々と説明しましたが、早速メニューのご紹介。と言っても、椅子に座っても注文をしてはいけません。大将と女将さんに挨拶したら、だまって座ります。ただただ黙ってニコニコ待っています。
すると、てんこ盛りの刺身が出てきます。ここは完全おまかせのお店です。その時の仕入れによるので、マグロやカンパチ、タコ、イカ、甘エビなどなどいろいろ。今まで印象に残っているのは、ウニとカキ、セーイカかなぁ この間食べたマグロも美味しかったなぁ。本当にマジうまです
そして、刺身だけでお腹いっぱいになりそうなくらい、超てんこ盛りです。



メニューはいろいろ変わりますが、私のお気に入りのひとつは、この煮付け。白菜の甘みも最高 友だちはこれが一番好きで、「赤ワインに超合う」と目をハートにしています

あっ!ちなみに、こちらはお酒もソフトドリンクも、飲み物類は置いていません お店にビールの自動販売機があるので、それをご利用ください
それ以外のお酒やソフトドリンクを飲みたい場合はどうするか。はい、持ち込みOKなんですよ。グラス、お水、氷はお店で用意してくれているので、それを使います そして、大将と女将さんは超忙しいし、お店も狭いので、基本すべてセルフサービスです。常連さんたちはみんな親切ですので、分からない事はいろいろ教えてくれます

お酒を飲む時は、ぜひ大将にも一杯注いで、乾杯をしてください 大将は泡盛や日本酒が好きです。あまりたくさん飲ませると女将さんが心配するのでほどほどに。



続いて、魚のマース煮。さっぱりした中にもちょい胡椒をきかせたお酒が進むメニューです。



次は魚の天ぷら。ホクホクで超美味しい



これは、何の天ぷらだったかなぁ。ゴーヤーとかインゲン豆とかの野菜系天ぷらだったはずです。



こちらは甘エビの頭でダシを取ったスープ。ダシが凄く出て美味しい。

日によってメニューはいろいろなので、魚のダシたっぷりのジューシーが出る時もあるし、この間はタコのゴマソース和えが出ました。大将におまかせの魚三昧メニューをお腹がパンパンになるくらい満喫できます
大将は、みんなが「美味しい」と笑顔で食べてくれるのが嬉しいそうなので、食いっぷりのいいお客さんが大好き お腹を空かせて、万全の体制で臨む事をオススメします。

ちなみに、大将に出された料理はどれだけ食べても料金は一律です。値段はありえないくらい、ほんの気持ち程度なので、敢えてここでは触れませんが、初めてここに来た時「本当にこの値段で大丈夫なの?」と誰もが不安になる価格です。
超気になっているあなた!まずは刺身の持ち帰りからチャレンジしてみてくださいませ 満足する事間違いなしのお店ですよ。

さて、ちゃんとブログに紹介したし、大将に報告しながら、美味しい魚料理を満喫してきます

別の日に行った時の記事は、こちらで更新しています。http://okinawabiyori2.ti-da.net/e3322453.html

鮮魚のふくむら




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